静脈学
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プラクティカル・フレボロジー
高位結紮術併用本幹フォーム硬化療法
戸島 雅宏
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2015 年 26 巻 3 号 p. 256-264

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抄録

要約:大伏在静脈1505 例,1951 肢,小伏在静脈205 例,219 肢に対し高位結紮術併用本幹フォーム硬化療法を行った.生命表による大伏在静脈累積閉塞率は5 年85.0%,10 年52.1%であった.伏在膝窩静脈接合部(SPJ)の1 年閉塞率は85.5%であった.比例Cox モデルを用いた多変量解析で,大伏在静脈閉塞率は1%ポリドカノール(ハザード比2.59 vs 3%ポリドカノール),BMI 30 以上(ハザード比3.21 vs BMI 25 未満)で劣り,SPJ 閉塞率は空置SPJ 長70 mm 以上(ハザード比5.94 vs 30 mm 未満)で劣っていた.年齢,性,左右,CEAP 分類臨床徴候,術前深部静脈不全,大伏在静脈直径,混合気体(空気or 炭酸ガス),SPJ 直径の各因子は閉塞率に有意な影響を認めなかった.大伏在静脈閉塞の長期成績は良好で有用な治療手段と考えている.SPJ 閉塞の短期成績は良好で今後長期成績の検討が必要である.

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