静脈学
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症例報告
集学的治療を必要とした難治性静脈欝滞性潰瘍の1治療例
平野 雅生鬼頭 浩之中谷 充
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2019 年 30 巻 1 号 p. 19-22

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抄録

難治性下腿潰瘍の中で静脈鬱滞性潰瘍(C6)は頻度が高く女性・高齢者に多い.今回われわれは,感染を伴った難治性静脈鬱滞性潰瘍(C6)の症例を経験した.症例は66歳女性.数年前より近医にて下腿潰瘍の治療を受けていた.潰瘍に感染を来たし,当院を受診した.まず感染のコントロールを行い,その後腰椎麻酔下に大伏在静脈ストリッピング・不全交通枝結紮・瘤切除・潰瘍部デブリッドマンを行った.創部の状態が改善し植皮を行い治癒した.静脈鬱滞性潰瘍(C6)の治療には軟部組織の治療の専門家である皮膚科医・形成外科医と静脈疾患の治療の専門家である心臓血管外科医の協力による速やかな介入が重要と考えられた.

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