静脈学
Online ISSN : 2186-5523
Print ISSN : 0915-7395
ISSN-L : 0915-7395
原著
血管内レーザー焼灼術後の神経障害に関する検討
宇藤 純一塚本 芳春
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 31 巻 3 号 p. 65-68

詳細
抄録

血管内レーザー焼灼術(endovenous laser ablation: 以下EVLA)を施行した大伏在静脈弁不全1513肢を対象に,術後神経障害の発生頻度と臨床経過について検討した.焼灼にはradial 2-ring fiberを接続した波長1470 nmのダイオードレーザーを用いた.神経障害は「術後1カ月の時点で,患肢に明らかな神経症状を有するもの」と定義した.神経損傷が47肢(3.1%)に発生した.焼灼距離40 cm未満の患者群での発生頻度は1.3%,焼灼距離40 cm以上の患者群では5.2%と4倍の頻度で神経障害が生じていた.EVLA後1年を経過した患者25名へ電話インタビューを行ったところ92%の症例において症状の消失もしくは軽快が認められた.

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
次の記事
feedback
Top