静脈学
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原著
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術後の神経障害—焼灼距離,デバイスおよび治療手技別の検討—
宇藤 純一塚本 芳春
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2021 年 32 巻 3 号 p. 337-341

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抄録

血管内焼灼術を行った大伏在静脈(GSV)弁不全2876肢を対象に術後神経障害の発生頻度について検討した.神経障害は「術後1カ月の時点で,患肢に明らかな神経症状を新たに有するもの」と定義した.神経障害が70肢(2.4%)に発生した.焼灼距離40 cm未満の患者群での発生頻度は0.8%であったのに対して,焼灼距離40 cm以上群では4.6%と5倍以上の頻度で神経障害が認められた.この傾向はレーザーでも高周波でも同様に観察された.今後は,膝下GSVの焼灼条件を再考する必要があると思われた.

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