静脈学
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原著
静脈性皮膚潰瘍を合併した下肢静脈瘤に対する外科的治療成績
洞井 和彦髙井 文恵吉良 浩勝植山 浩二
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2021 年 32 巻 3 号 p. 373-376

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抄録

難治性静脈性皮膚潰瘍症例(VLU)に対して,当施設では早期に手術療法を行い,治療期間の短縮と再発の防止に努めてきた.対象は2007年5月から2018年12月までのVLU症例38例(女性22例,年齢64.2±2.4歳)とした.治療としては圧迫療法を開始して,早期(待機日数:17.5±0.8 (6–22)日)に手術を行い,その2–3週間後に硬化療法を追加施行した.手術はストリッピング手術29例,高位結紮術7例,高周波焼灼術2例で,不全穿通枝には全例,結紮・切離術(36例)あるいは硬化療法(12例)を行った.初診時の皮膚潰瘍のサイズは4.4±0.4 (2–12) cm2であった.術後10カ月以内に全症例の潰瘍は治癒し,その期間は術後3.8±0.3 (2–10)カ月であった.当施設ではVLU症例に対して,圧迫療法に加えて早期に手術療法を行い,良好な成績が得られた.

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