現像銀の長期安定性の研究

豊嶋 悠樹; 大関 勝久

doi:10.11454/photogrst.76.487

日本写真学会誌

Online ISSN : 1884-5932
Print ISSN : 0369-5662
ISSN-L : 0369-5662

一般論文

現像銀の長期安定性の研究

豊嶋悠樹, 大関勝久

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キーワード: 銀画像, 銀塩写真感光材料, 長期安定性, 映画用フィルム, 保存, 粒子サイズ

ジャーナルフリー

2013 年 76 巻 6 号 p. 487-492

DOI https://doi.org/10.11454/photogrst.76.487

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抄録

銀像の長期保存性について研究した．強制劣化試験（高湿，高温下での経時変化観察）により，現像銀の光学濃度が，現像銀の形態の変化により増加した．現像銀の安定性は，主にサイズと初期の形態に依存することが分かった．適切に設計したB/Wフィルムの銀画像の期待寿命は，アレニウス法により1000年以上と見積もられた．

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