順天堂医学
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特集 生活習慣病と消化器疾患
生活習慣と排便異常
細田 誠弥
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2004 年 50 巻 4 号 p. 330-337

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抄録

食事を中心とした生活習慣の変化に伴い, 様々な消化器症状が問題となっている. 特にその摂取量において, 食物繊維が減少する一方, 脂肪食が増加したことによって, 便秘と下痢などの便通異常を訴える人が増えている. 排便の生理的仕組みとして, (1) 胃・結腸反射, (2) 結腸蠕動運動, (3) 直腸の排便反射, が重要な役割を果たしている. この仕組みのいずれかが障害されると, 便通異常がもたらされることになる. また, その原因によって便秘と下痢もいくつかに分類され対処の方法も異なるが, 昨今注目を集めている代表的疾患が過敏性腸症候群である. その症状を改善させるには, 便通異常が生活習慣病の一症状として表れていることを踏まえると, 適切な生活指導が最も重要であると考えられる.

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© 2004 順天堂医学会
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