順天堂大学大学院医学研究科放射線医学
2012 年 58 巻 2 号 p. 109-114
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放射線を用いた検査や治療は医療において欠くことができない. 一方, 2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故以来, 放射線に対する恐れや懸念が拡がっている. その背景には, 放射線とその影響に関する十分な知識が不足しているために起因する漠然とした恐怖があるように思われる. 本稿では放射線の電離放射線の本体とその線源, 放射線に用いられる単位, 放射線の生物効果, 発がん, および線量限度などの基礎的項目に関してまとめる.
順天堂醫事雑誌
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