順天堂医学
Online ISSN : 2188-2134
Print ISSN : 0022-6769
ISSN-L : 0022-6769
症例報告
吸収障害の関与が考えられた乳児期発症のビタミンB12 欠乏性巨赤芽球性貧血の女児例
鎌田 彩子大日方 薫鈴木 光幸春名 英典木下 恵司清水 俊明
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 58 巻 3 号 p. 256-260

詳細
抄録

症例 (13歳4ヵ月女児) は1歳頃より偏食傾向と体重減少がみられ, 1歳11ヵ月時に大球性正色素性貧血, 骨髄での巨赤芽球性変化, 血清ビタミンB12の低下を認めビタミンB12欠乏性巨赤芽球性貧血と診断された. ビタミンB12投与後貧血は改善し, 摂食状態や身体発育も正常化した. しかし補充を中止するとビタミンB12値は漸減した. 低ビタミンB12血症の原因として摂取不足のみならず, 吸収障害の関与も考えられた.

著者関連情報
© 2012 順天堂医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top