順天堂医学
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特集 第328回順天堂医学会学術集会《糖尿病治療の新展開》
CSII (Continuous Subcutaneous Insulin Infusion) 療法とは
清水 友章
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2012 年 58 巻 6 号 p. 485-489

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抄録

糖尿病治療には食事療法が必須であり, 日常生活は制限される. これまで1型糖尿病患者の治療では決められたインスリン投与と決められた食事を摂取するように指導されてきた. 近年ではインスリン製剤の発展に伴い生理的インスリン分泌パターンに近いインスリン投与が可能となりつつある. これに伴いこれまでの治療とは異なり, 患者が望む食事に対して, 食事中の炭水化物量を推定することで, 必要なインスリンを投与する治療法へと変遷してきた. CSII (Continuous Subcutaneous Insulin Infusion) 療法はペン型インスリン注射器に比較してより柔軟なインスリン投与を可能とするデバイスであり, 糖尿病患者のQOLの改善が期待されている.

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© 2012 順天堂医学会
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