順天堂医学
Online ISSN : 2188-2134
Print ISSN : 0022-6769
ISSN-L : 0022-6769
特集 第328回順天堂医学会学術集会《糖尿病治療の新展開》
インクレチン療法
藤谷 与士夫
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 58 巻 6 号 p. 490-497

詳細
抄録

インクレチンは小腸から分泌され, 食後のインスリン応答を促進することで生体内の恒常性維持にあずかる. インクレチンの働きを活性化することにより, 2型糖尿病の血糖調節異常を改善する治療薬が登場した. DPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬を含むいわゆるインクレチン関連薬は, その優れた血糖降下作用, 体重増加のリスクと低血糖リスクの少なさから, 過去3年間処方数を劇的に伸ばしている. 本稿では, 2型糖尿病治療を急激に変貌させつつあるインクレチン関連薬の利点をそのメカニズムから議論し, インクレチン関連薬がこれからの2型糖尿病治療に果たすべき役割について理解を深めたい.

著者関連情報
© 2012 順天堂医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top