主催: 一般社団法人 人工知能学会
会議名: 2015年度人工知能学会全国大会(第29回)
回次: 29
開催地: 北海道函館市 公立はこだて未来大学
開催日: 2015/05/30 - 2015/06/02
二者間複数論点交渉問題の研究分野において,非線形交渉問題が重要な研究課題とされている.効用関数に論点間の依存関係が存在する非線形効用空間では評価対象の合意案候補数が膨大となる.本論文では,焼きなまし法による探索と提案履歴に基づくパレート改善手法によって良質な合意案候補を得る.評価実験として,ANAC2014で用いられた非線形効用空間において,実用的な時間内に良質な合意案候補を得られることを示す.