人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第37回 (2023)
セッションID: 4Xin1-34
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物体検知を用いた乳幼児突然死症候群の対策と検証
*橋本 雄次寺西 健一
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抄録

乳幼児突然死症候群(SIDS)は予兆も既往歴もない乳幼児が死に至る病気である.それによって2021年には国内で81名が亡くなった.原因は特定されていないが,うつぶせ寝や顔に毛布がかかることが顔からの熱放出を妨げ,体に熱がこもることが要因と考えられている.そこで本研究では, 監視カメラで状態の変化を検知するシステムを考えた. 方法は, 乳幼児を想定した人形を用意し,物体検知アルゴリズムYoloを用いて顔を学習させた.そして,毛布が顔にかかる4パターンの状況を作り出し検知させた.変化点の解析にはChange Finderを用いた.その結果,検知された確率の変化が状態の変化を示すことができた.

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© 2023 人工知能学会
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