人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第38回 (2024)
セッションID: 1G4-OS-26a-04
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第2回国際ナレッジグラフ推論チャレンジ:日常生活に関するマルチモーダルデータからの行動の予測に対するLLMへの適用
*鵜飼 孝典江上 周作川村 隆浩古崎 晃司森田 武史松下 京群小川 智広吉岡 寛悟平野 司尾﨑 健吾福田 賢一郎
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抄録

我々は、2024年2月8日に第2回国際ナレッジグラフ推論チャレンジの最終発表会をInternational Conference on Semantic Computing の併設ワークショップとして開催した。本チャレンジでは、日常生活の一部を3Dシミュレータを使って生成した動画とナレッジグラフから動作、対象物、場所に関する統計値を求めることをメインタスクとした。 本チャレンジの特徴は、ナレッジグラフの一部を欠損させたデータを提供することで、動画からの情報抽出、ナレッジグラフに対する機械学習を用いた予測により、欠損した情報を補うことが必要になる点である。 本発表では、今回の推論チャレンジのデータセットとタスクの概要を示し、4つの応募作品を紹介する。応募作品においては、マルチモーダルLLMを用いたものが複数あったため、これらを比較して、今回のタスクにおける現在のマルチモーダルLLMに対する課題と期待についても述べる。

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