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日時:2017年7月17日(月)13:00-16:00
場所:4階多目的ホール
人種,民族,国家,言語,宗教,さらには,性,世代・年齢,富,学歴などの違いから人と人の間にさまざまな軋轢が起こっています。大規模災害のように自然の脅威が人の生活を危機に陥れたり,逆に,人が自然を破壊に導いたりすることもあります。自然の一部である野生動物と人の間にもさまざまな軋轢が生じています。人が創り出してきた現代のテクノロジーは,人々の暮らしに深く入り込んでいますが,人の暮らしと調和しているものばかりではなさそうです。
さまざまな軋轢を乗り越えるために,人と人が,人と自然が,さらには,人と新たなテクノロジーが,共生するために模索してきた過去を,あるいは模索している現代を,未来を見据えて語り合います。
プログラム
司会 中道正之(大阪大・院人間科学/日本霊長類学会)
講演
1.諏訪 元(東京大・総合研究博/日本人類学会)
長期進化からみたヒトの特徴について
2.岩永 光一(千葉大・院工/日本生理人類学会)
テクノアダプタビリティ
3.森田 敦郎(大阪大・院人間科学/日本文化人類学会)
環境変動の時代の文化人類学と科学技術
4.加藤 幸治(東北学院大・文/日本民俗学会)
被災地の復興と生活文化をめぐる軋轢-宮城県・牡鹿半島における文化創造と安全-
5.伊沢 紘生(宮城教育大/宮城のサル調査会/日本霊長類学会)
サルから見た天災と人災-東日本大震災を例に-
主催:日本霊長類学会,第33回日本霊長類学会大会実行委員会