一級河川・名取川河口付近の閑上地区においては過去15年間で4回の浸水被害を被っている. そこで, 浸水による被害を解消するために, 河口で合流する増田川の河口を本川から分離する工事が行われた. このような河口処理が河口地形に対して影響を与えていることが予想される. 本研究では工事前後の河口横断面図を解析することによって河口地形への影響を検討した. また, 入退潮量の視点から河口地形変化の機構を定量的に評価した.これによれば, 感潮面積の減少により, 河口断面積が減少するとの結果を得た.現在のところ名取川河口部において幾分河積が減少傾向であることが示された.