49 巻 (2002) p. 1431-1435
日本から遠く離れた位置にある台風から到達するうねりによって, 沿岸部の気象状況と関わりなく波高が増大することがある. 海域を安全に利用するためには, 日本から2, 000km以上も離れた台風からのうねりの到達を予測する必要がある. 台風域内の厳密な波浪推算方法は, 精力的に研究され実用に供されている. しかしながら, 一般の海域利用者が簡易な手段で, 容易にうねりの到達を予測することは現時点では困難である. 本研究では, 気象庁から発表される台風情報のみを用いて, 簡易な方法で台風発生時のうねりの到達時期や到達エネルギーを予測する手法を検討した.