非定常性が著しい河川感潮域における流れ場や物質輸送を正しく予測するためには, その乱流構造を明らかにし, 適切なモデル化を行う必要がある. そのために, 高解像度流速分布計と自動昇降水質計を用いた24時間観測を行った. 下げ潮期と上げ潮期では平均流速分布と乱流特性が異なり, 下げ潮期の乱流特性量は従来の一様定常乱流境界層の実験結果とは大きく異なっていた. 高解像度流速分布計から得られた体積後方散乱係数と濁度は, 上げ潮の最大流速付近で最大となり, 潮汐周期平均した懸濁粒子フラックスは上流方向であった.