49 巻 (2002) p. 646-650
沖合人工島の護岸として建設中の直立消波ケーソン堤を対象にして越波飛沫の打ち上げ特性を調べた. 現地観測を行って合計6ケースの越波飛沫の打ち上げデータを得た. 水理模型実験によりこの現象を再現することによって, 遊水室後壁に波面がやや衝撃的に作用する際に飛沫が生じ易いことを示した.さらに波浪条件を変化させた系統的な実験を行って, 越波飛沫の打ち上げ高さの算定式を求めた. 対策工として, 遊水室後壁の上部に波返工を設置した場合の検討を行い, 越波飛沫および越波流量の低減効果を確認するとともに, 作用波力特性を明らかにした.