海岸工学論文集
Online ISSN : 1884-8222
Print ISSN : 0916-7897
津波による超大型浮体の係留力について
堺 茂樹牧野 周作
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49 巻 (2002) p. 736-740

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抄録

海上空港などの建設用地として注目される浮体式人工島の実現には未だ多くの課題が残されており, 海岸工学の分野に於ける主要なものの一つとして係留装置の設計法の確立があげられる. 特に, 津波によって発生する係留力は甚大なものであり, 係留装置の設計上不可欠の要素である. 津波を孤立波で近似した実験結果から, 孤立波が浮体に及ぼす流体力の時間波形は孤立波の波形, 浮体の厚さと幅の3者の積で表現できることが明らかとなった. さらに, 流体力, 係留力, 浮体の水平方向加速度との間の関係をモデル化したところ, 最大係留力が発生する条件が導かれ, 浮体の質量と設置水深に対応して適当な係留装置を選定する際の定量的評価が可能となった.

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