50 巻 (2003) p. 26-30
二流体型の粒子法は, 土砂流の水面突入など水塊分裂や水・土砂の活発な混合を伴う現象に対して有効性を発揮するが, 二流体モデル故に, 固相の振る舞いに関しては, 分級の影響や停止過程における流動特性の変化 (混合体モデルの構成則における降伏限界の存在と関連) などが表現できないといった不充分さがあった.本稿では, DEM型の粒子間干渉項を導入した固相モデルに加えて, 固相粒子を結合して任意サイズの礫を形成するマルチスケールリンクを提案し, その適用例として, 礫混じりの土砂流が水面に突入して発生する水面波を対象に数値シミュレーションを実施する.