51 巻 (2004) p. 1106-1110
島根県浜田漁港では, 用地整備 (埋立) や防波堤建設により良好な磯浜の一部が消失することから, 波浪制御に加えて海藻等の生物生育環境の創出を目的とした潜堤付防波堤を採用した. 本研究においては, 物理・化学環境・生物環境及び生物環境に関する事前調査並びに長期のモニタリングを行い, 採用された潜堤付防波堤が藻場や付着動物, 魚類の蝟集等水産生物の生育環境創出効果を十分発揮していることを確認した. また, このような機能が発揮されるためには, 評価の尺度, 基準を事前に設定し, 施工中及び施工後において, モニタリングにより適宜フォローしていくことの重要性を示した.