海岸工学論文集
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光電式浮遊砂濃度分布計の動作特性に関する研究
菅原 亮治田中 仁山路 弘人
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2004 年 51 巻 p. 391-395

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抄録

河川・海岸の接点である河口部及びその周辺においてはその土砂移動について依然不明な点が多い.その理由のひとつとして, 種々の外力が複雑に作用していることが挙げられる.このため, 実際の河口域における精度の高い漂砂計測法が確立されているとは言い難い.そこで, 本研究では漂砂の中でも地形変動への寄与が大きい浮遊砂に注目し, 河川や海域での地形変動の観測に近年多く用いられている光電式砂面計を用いて, その受光部の出力電圧から浮遊底質濃度を求め, さらに, 流速計データと組み合わせて浮遊砂フラックスまでも測定可能な計測システムの開発を目的としている.

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