海岸工学論文集
Online ISSN : 1884-8222
Print ISSN : 0916-7897
2003年台風10号の高波浪に対する2つの混合砂礫海岸の応答
出口 一郎有光 剛荒木 進歩池田 智大張 永戦河野 大輔
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51 巻 (2004) p. 496-500

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抄録

2つの混合砂礫海岸における, 2003年台風10号前後の変化を抽出し, 漂砂移動特性および海浜変形特性について検討を行った. 淡路島南東の成ヶ島海岸においては顕著な沿岸漂砂が発生した. 南北に伸びる成ヶ島海岸の南側の範囲の沖側では侵食を受け, 表層は礫のみとなり粗粒化が生じた一方で, 北側の領域では全域にわたり堆積が生じた. 煙樹ヶ浜海岸では海岸中央付近では大きな海浜変形は生じず, 岩礁部に隣接する海岸の端部でのみ顕著な侵食が見られた. 台風時の代表波浪に対する波浪変形, 海浜流, 漂砂移動量の計算により, 高波浪に対する両海岸の応答を再現し, それぞれの海岸の地形的特徴との関係について検討を行った.

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