Suprijo (2003) は, 波浪, 河川流, 潮汐流の作用を考慮して, 砂州を有する河口開口部の地形平衡条件を理論的に導いた本研究では. また, 我が国の砂州を有する主な一級河川の河口を対象にして観測資料を収集し, この平衡条件の妥当性を検討した. 各河口において外力に関する無次元パラメータを計算し比較することにより, 河口の維持に対し河川流と潮汐流が行う寄与の相対的な大きさを明らかにした. さらに, 外力の低変動期において, 外力の変化に要する時間と地形が平衡に達するまでの応答時間を求めて比較し, 河口開口部の地形が外力にほぼ即応して平衡状態を取ることが示された.