浸水災害下における人間の水中での避難条件を決定するため, 水路内に所定の水位と流速を発生させた中を人間が歩く水中歩行実験を行った. 実験は様々な年齢・性別からなる被験者の歩行速度の測定および避難可否の決定を行った. さらに着衣や歩行距離を変えた場合の歩行速度も測定した. 一方, 水路内に荷重計を取り付けたマネキンを配置して流体力を測定し, 歩行時に人体にかかる力を推定した. これらの結果から, 年齢や性別などに起因する身体能力差を考慮した避難条件ついてまとめる. また実験を行っていない年代に対しても体力に関する統計資料から避難条件を推定する方法を提案する.