海岸工学論文集
ソリトン分裂と砕波を伴う津波の防波堤に作用する波力評価に関する実験的研究
池野 正明松山 昌史榊山 勉柳沢 賢
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52 巻 (2005) p. 751-755

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抄録

大型造波水路を用いて, 津波がソリトン分裂する場合さらに分裂波が砕波する場合について, 防波堤に作用する津波波力の実験を実施し, 波力評価法の検討を行った. その結果, 注目すべき波力特性として, 津波波力が最大になり得るのは, 分裂波第1波ピーク時 (砕波直前あるいは砕波点に対応) と津波本体重複波ピーク時 (分裂波の砕波直後に対応) であることがわかった. 入射津波本体の波長が短くなると, 段波状に発達しやすく, その上に顕著な分裂波が重畳しやすくなる. このため, 分裂波の砕波前後で大きな波圧が発生しやすくなる. 実験結果に基づき, 新たな津波波圧算定式を提案した.

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