主催: 一般社団法人 情報システム学会
会議名: 第8回情報システム学会 全国大会・研究発表大会
回次: 8
開催地: 文教大学 湘南キャンパス
開催日: 2012/12/01
要求分析では,仕様記述から概念クラス図を作成する こと で,分析対象を目に見える形に表記する.しかしなが ら,この過程がメソッド化されていないため,分析者に「迷い」の生じや,概念クラス図の「バラつき」といった 問題が存在する.本稿では,上記の問題を解決するために, 認知文法を用いた 日本語 仕様記述から概念クラス図へ の変換法を提案する.日本語の必須格 である「を」「に 」「で」 を用いて仕様記述を単文化することで,日本語から 概念クラス図へのリライトが可能となる. 概念クラス図を一通り学習した学生を対象に実験を行い,手法適用前後 で概念クラス図がどのように変化するか検証した.