建設マネジメント研究論文集
Online ISSN : 1884-8311
ISSN-L : 1884-8311
トータルステ-ションシステムを活用した出来形管理要領の検証
神原 明宏田中 洋一金澤 文彦
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 15 巻 p. 207-218

詳細
抄録

トータルステーション (以下, TSという) は, ルーザーによる距離測定と経緯儀による角度測定が同時にできる電子式測距測角儀であり, 公共測量作業において一般的に利用されている. 一方, 国土交通省では, 情報通信技術 (ICT) を活用した施工管理について取組んでいる. そのため, 施工管理のうち出来形管理においては, TSを活用した出来形管理手法の提案がなされている. しかし, TSを活用した出来形管理手法は, 運用方法が定められていないため実施されていなかった.
本研究は, TSを活用した出来形管理手法が効率的に実施されることを目的に運用方法を要領として作成した. その上で, TS及びTSの利用をサポートするソフトウェアで構成されたシステム (以下, TSシステムという) を活用して, 要領に基づく試行工事を行い, 適用性を検証した. 検証結果より, 要領に基づくTSシステムを活用した出来形管理手法が実工事で運用可能となった. その上で, 施工作業の迅速化, 品質の向上, 監督・検査業務迅速化の可能性を示した.

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top