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環境システム研究論文集
Vol. 32 (2004) P 335-342

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http://doi.org/10.2208/proer.32.335


本研究では, タヌキによる生息地選択における下層植生構造の影響を明らかにすることを目的とした. まず, 丘陵地における下層植生構造を下層植生単位ごとの面積, 群度, 草丈をもとに植物体量指数を算出し, 下層植生構造の分布と地形との関係を把握した.さらに, タヌキの生息に配慮した緑地の植生管理の方向性に対するを示すことを目的として, タヌキの下層植生構造に対する環境選択性をラジオテレメトリー法により把握した。結果として, 植物体量指数が高く, アズマネザサの面積率の高い環境は傾斜地に分布しており, タヌキはこのような環境を有意に選択していた.本研究から, タヌキの生息には樹林の存在と共に, 樹林内部の下層植生構造が生息の制限要因となると考えられた。

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