日本古生物学會報告・紀事
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95. 亞細亞産化石象に見られる3種の歯牙腫に就て
高井 冬二
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1939 年 1939 巻 16 号 p. 101-102_1

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抄録

山下兼一は京濱線蔡家講驛附近地表下9米の砂層 (最新世新期) からElephas mammonteus, Equus cf. przewalskii Rhinoceros, antiquitatis, Bos primigenius等を發掘し, 之等標本を靜岡高等學校の今野教授に寄贈した。筆者は昨年今野教授の御好意に依り該標本を研究し, その中に興味ある歯牙腫の1例を發見したので, 此處に報告する。
下顎歯の單純齒牙腫で, 其位置は不明である。斷面に於ける琺瑯質の模樣は寫眞圖に示したやうに全く不規則で, その幅も正常齒牙の約1.5倍ある。白堊質の附著は可成り多い方で, 乳状突起の末端を被ふ。

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