理学療法 - 臨床・研究・教育
Online ISSN : 1880-8948
Print ISSN : 1880-893X
ISSN-L : 1880-893X
講 座
地域包括ケアとリハビリテーション専門職の協力体制
―介護予防と自立促進等から
岡持 利亘
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 24 巻 1 号 p. 3-11

詳細
抄録

地域包括ケアシステムの構築を進めるにあたり,国は「リハビリテーション専門職(以下,リハ職)」を活用する事を推奨している。本稿は,理学療法士が地域包括ケアを支える一員として活動出来るよう,背景や考え方等,必要な知識や行動の規範に資する情報を共有する事を目的としている。県内での協力体制や取り組みを知ることで,結果,各地で地域リハビリテーション(以下,地域リハ)が進む一助としたい。埼玉県では,「地域リハ支援体制整備事業」や「地域包括ケアシステムモデル事業」という県独自の事業により,地域包括ケアシステムの構築を後押ししている。介護予防や自立支援等で協力しつつ,今後も,システム構築の主体である市町村や住民と一緒に考え,地域の実情や進捗にあわせた具体的支援が出来る人材の育成や,情報発信を継続していきたい。

著者関連情報
© 2017 社団法人 埼玉県理学療法士会
次の記事
feedback
Top