理学療法とちぎ
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Print ISSN : 2186-4861
症例報告
透析中の理学療法を実施し,自宅退院に至った糖尿病性腎症患者の一例
廣瀬 友梨森岡 奏子飯島 聖人渡部 健太郎
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2021 年 10 巻 1 号 p. 27-30

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抄録

[はじめに]閉塞性動脈硬化症により足趾切断後に廃用を生じ,日常生活動作(ADL)能力が低下した糖尿病性腎症患者に対して,透析中と非透析中の理学療法を実施した一例を報告する.[症例紹介]70 歳代男性,他院にて人工透析導入となった.ADL で疲労が強く要介助だった.歩行ではBorg scale 下肢14,呼吸14 であった.[経過]透析中,非透析中の理学療法介入を行った.結果,下肢筋力ではManual Muscle testing(MMT)3 → 4 と改善,体組成にて筋肉量増加を認めた.歩行時のBorg scale 下肢11,呼吸11 となり自宅退院に至った.[考察]透析中と非透析中の理学療法介入により,筋力改善,運動耐容能向上しADL が改善したと考える.[結論]透析中と非透析中の理学療法は運動耐容能を向上させる.

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© 2021 一般社団法人栃木県理学療法士会
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