理学療法とちぎ
Online ISSN : 2434-2300
Print ISSN : 2186-4861
調査報告
関節運動学的アプローチ-博田法と静的ストレッチが大腿後面軟部組織の柔軟性・弾性に及ぼす即時効果
間瀬 貴昭荒川 達也丸尾 啓介小野 誠
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2021 年 10 巻 1 号 p. 37-40

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抄録

[はじめに]SLR 改善のみられる関節運動学的アプローチ-博田法(以下,AKA-H)と静的ストレッチ(以下,SS)の2 つの手技で大腿後面軟部組織に生じる現象を検証した.[対象と方法]健常男性6 名に対し,AKA-H,SS 施行前後でのSLR 角度,皮下組織と大腿二頭筋(以下,BF)の組織弾性変化を検証した.[結果]AKA-H,SS 共にSLR 角度は有意に増加した.組織弾性は,AKA-H 前後で皮下組織に有意差がみられ,SS 前後では共に有意差はみられなかった.[考察]大腿後面軟部組織の緊張は関節機能障害に起因するものがあり,また筋弾性が起因となる可能性も示唆された.[結論]柔軟性が改善しても筋弾性は増加する場合があり,疾患や症状で治療法を選択する必要がある.

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© 2021 一般社団法人栃木県理学療法士会
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