2008 年 57 巻 1 号 p. 13-23
骨軟部腫瘍を対象にFDG-PETによる診断成績について全国アンケート調査を行い,7施設から20疾患75症例のデータが寄せられた。骨肉腫,ユーイング肉腫(原始神経外胚葉腫瘍を含む),脂肪肉腫,平滑筋肉腫,血管肉腫,横紋筋肉腫,骨巨細胞腫,神経鞘腫,悪性線維性組織球症,軟骨肉腫,胞巣状軟部肉腫,類上皮肉腫,内膜間質肉腫,Hibernoma,線維肉腫,多発性骨軟骨腫,仙骨脊索腫,ランゲルハンス細胞組織球症,神経線維腫症についてのデータを分析した結果,上記の疾患すべてについて,FDG-PETは有用性が高いと考えられた。