東京医科大学八王子医療センター 放射線科
2008 年 57 巻 12 号 p. 739-752
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塩化ストロンチウム-89(89Sr)はカルシウム代謝の亢進した骨転移巣に集積し,放出されるβ線により内部照射される。骨転移の除痛効果は有効率65%~90%と高く,2007年10月より本邦でも臨床使用が開始された。外来投与が可能であるが,物理的半減期が長く,骨髄抑制が生じるなど,注意が必要で,公表された適正使用マニュアルに従うことが重要である。殺腫瘍効果,制動放射イメージング,化学療法剤との併用など,今後の研究成果も期待されている。
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