RADIOISOTOPES
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総説
群馬大学における重粒子線治療の現状
中野 隆史河村 英将
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 60 巻 5 号 p. 221-229

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抄録

重粒子線治療は炭素イオン線を用いて行う新しいがんの放射線治療であり,集中性の良い線量分布と,X線に比べ高い生物学的効果を持つという優れた特徴がある。群馬大学では群馬県と共同して普及型の小型重粒子線照射装置を大学敷地内に設置し,2010年3月から,がんの重粒子線治療を開始した。重粒子線治療の普及,治療の高度化研究,専門家の養成などの役割を果たすべく,プロトコールに基づいた治療を展開している。

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© 2011 by Japan Radioisotope Association
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