RADIOISOTOPES
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総説
素粒子概論1
多田 司
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2011 年 60 巻 6 号 p. 241-248

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抄録

素粒子物理学は,物質の根源を最も細かなレベルで解明することを目指す学問である。その素粒子物理学の概要を,できるだけ平易に3回の講座を通じて紹介する。第1回の本稿では,クォーク及びレプトンと名付けられている最も基本的な粒子を解説する。クォークは,陽子や中性子,湯川秀樹博士が予言した中間子等を形作っている素粒子であり,ニュートリノや電子,そして仁科芳雄博士の発見したミューオンはレプトンと呼ばれる。

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