RADIOISOTOPES
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総説
高レベル放射性廃棄物の核変換技術の現状と展望
大井川 宏之
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 61 巻 11 号 p. 571-586

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抄録

高レベル放射性廃棄物(HLW)中には潜在的有害度を長期にわたって支配するマイナーアクチノイド(MA)が含まれている。核変換技術は,MAを核反応によって短寿命又は安定な核種に変換する技術である。これにより,HLWの潜在的有害度や処分に要する面積を低減できる。加速器駆動核変換システム(ADS)はMA核変換のための専用ツールとして世界各国で様々な研究開発が行われている。ADSの研究開発の対象は,加速器,核破砕ターゲット,材料,原子炉工学,核燃料といった広範囲な科学技術の分野にわたっており,国際協力を活用してその推進を図るべきである。その中心的な役割を果たす施設の一つとして,J-PARCの核変換実験施設が提案されている。

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© 2012 by Japan Radioisotope Association
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