独立行政法人 放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 廃棄物技術開発研究チーム
2012 年 61 巻 5 号 p. 267-279
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環境中に放出された放射性核種による被ばく線量評価モデルの中で,人への経路として重要なものの一つに農作物を介する経路がある。大気放出されたものは植物に直接沈着したり,また水や地下水に含まれた場合には灌漑水として土壌に一度接触・移行し,その後,土壌から植物根に吸収される。本稿では,直接沈着後の植物への移行,また,経根吸収の場合には土壌中における放射性核種の物理化学的形態と植物生理の及ぼす影響について考察を加えた。
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