RADIOISOTOPES
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パルス中性子源を用いた新しいイメージング
J-PARC中性子源
池田 裕二郎
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 61 巻 6 号 p. 343-351

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抄録

2008年12月に稼働を開始した大強度陽子加速器施設J-PARCを概観するとともに,主要な利用実験施設である中性子源について紹介する。J-PARCパルス中性子源の先進概念を強調しながら,特徴的な中性子性能とその性能を最大に発揮できる実験装置の整備状況に加え,最近の成果の例を報告する。また,東日本大震災までの施設稼働状況とともに,震災からの復旧の取り組みと今後の施設稼働に向けた計画を紹介する。さらに,共用開始から2年の実際の利用経験とともに,最終目標パワーへの道筋を述べる。

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© 2012 by Japan Radioisotope Association
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