RADIOISOTOPES
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標準ガンマ線体積線源を用いた地下水ラドンの測定法の検討
静間 清
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 64 巻 10 号 p. 631-638

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抄録
地下水に含まれるラドンを低バックグラウンドGe検出器で測定するための計数効率を求める方法を検討した。ラドンは密閉した容器内で崩壊生成核種と放射平衡になることを利用して,214Pbの352keV γ線の計測からラドン濃度を決定した。Ge検出器のγ線検出効率は標準体積線源(U8容器)を使用して決定し,得られた検出効率をもとに地下水の採水容器(100mLテフロン細口容器)について352keV γ線の計数効率を決定した。また,採水容器の材質について検討した。実際に地下水ラドンを測定した結果を示す。
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