2016 年 65 巻 1 号 p. 1-5
14Cの放射能測定を,国家標準として用いられている液体シンチレーションカウンタによるCIEMAT/NIST法と,産総研で開発されたTRCR装置により行った。CIEMAT/NIST法の検出効率計算はCN2004計算プログラムにより行った。TDCR法による検出効率計算は,産総研で開発された計算プログラムにより行った。TDCR装置により測定された放射能は,不確かさの範囲内で,国家標準による放射能と一致した。これらの測定法は,今後,目的に応じて,産総研の校正サービスに用いられる。