日本原子力研究開発機構廃炉国際共同研究センター
2017 年 66 巻 11 号 p. 601-610
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冷却水喪失事故を代表とするシビアアクシデント(過酷事故)において水の放射線分解は事故時及びその後の廃止措置,廃棄物処理・処分等で,爆発源となる水素の発生,並びに腐食等の接水材料の劣化の要因となる。さらに,東京電力福島第一原子力発電所(1F)事故では平常時には到底考えられない海水が投入されたことで,これらの現象がより複雑となった。1F事故以降に進めてきた研究について,海水塩分,固体共存,工学的条件をキーワードに紹介する。
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