日本原子力研究開発機構原子力科学研究部門先端基礎研究センター
2018 年 67 巻 8 号 p. 389-401
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二酸化アクチノイド化合物AnO2を例にとり,NMR法を用いた低温電子物性研究について解説する。AnO2系では,An核とO核のNMRを観測できることが特長である。核燃料であるUO2に代表されるこの系は,高温での挙動に興味が持たれることが多いが,最近,基底状態も多極子秩序という新しい電子状態であることがわかり注目されている。アクチノイド化合物低温物性の面白さを紹介する。
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