RADIOISOTOPES
Online ISSN : 1884-4111
Print ISSN : 0033-8303
ISSN-L : 0033-8303
8章 【放射線生物】放射線生物におけるHIMACの役割
8.2.8 炭素線による発がん
今岡 達彦西村 まゆみ臺野 和広島田 義也柿沼 志津子
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2019 年 68 巻 10 号 p. 741-748

詳細
抄録

HIMACを用いて行われた動物発がん実験について,RBEに関する知見を中心に概説する。重粒子線治療の二次がんリスクを予測するに当たっては,炭素線の発がんに関する生物学的効果比(RBE)の選択に不確実性がある。そこで,HIMACを用いていくつかの動物発がん実験が行われたが,その結果から,RBEが組織,年齢,線量に依存した値をとることが示唆されている。今後,全身の臓器を観察するなどのより包括的な研究が必要である。

著者関連情報
© 2019 公益社団法人日本アイソトープ協会
前の記事 次の記事
feedback
Top