国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部
横浜薬科大学天然物化学研究室・創薬研究センター
2019 年 68 巻 2 号 p. 49-58
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精神疾患患者を対象とした13C-フェニルアラニン呼気検査,13C-トリプトファン呼気検査を行い,臨床的有用性について検討した。その結果,前者により統合失調症のフェニルアラニンの代謝速度の低下を見出した。後者では,大うつ病性障害患者においてトリプトファン–キヌレニン経路の亢進を支持する結果を得た。これらの呼気検査は,統合失調症やうつ病などの精神疾患の診断や病型分類に活用できる可能性がある。
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