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原著
東京電力福島第一原子力発電所事故由来のI-131及び放射性セシウムの葉菜類のウェザリング半減期の主要因に関する考察(1)実測値によるウェザリング半減期
田上 恵子 内田 滋夫
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 69 巻 11 号 p. 341-352

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抄録

葉菜類に直接沈着した放射性物質濃度の減少の速さは,ウェザリング半減期(Tw)で推定できる。しかし実環境で得た葉菜類のTw値はこれまで報告がなかった。そこで我々は東京電力福島第一原子力発電所事故直後の2011年3–4月に測定したフキ及び厚労省の食品モニタリングで報告された野菜の131Iと放射性Cs濃度データから,Twを導出した。その結果,Twの幾何平均値は131Iが8.4 d, 放射性Csが7.6 dであり,核種間に有意差はなかった。

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© 2020 公益社団法人日本アイソトープ協会
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