RADIOISOTOPES
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低線量放射線研究の面白さと難しさ
宮地 幸久
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 69 巻 6 号 p. 199-206

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抄録

成体動物の神経系は,一般的に放射線抵抗性であると考えられている。しかし,比較的低線量の放射線に照射された後に,さまざまな生理学的反応が起こることも知られている。ここでの 低線量域とは0.25 Gy以下の臨床症状が現れないレベルを指す。本稿では,生理学的プロセスに対する低線量照射の影響について解説した。また,100 mGy未満の安全性に関する最近の報告例も含めた。最後に生理学的分析を使用した低線量照射実験のこれからの課題について提案した。

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© 2020 公益社団法人日本アイソトープ協会
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