RADIOISOTOPES
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総説
イメージングプレート,その栄光と変遷
森 千鶴夫
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 70 巻 4 号 p. 239-249

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抄録

日本で発明されたイメージングプレート(IP)を備えたディジタルルミネッセンスラジオグラフィーは従来のX線フィルム法の欠点を取除き,世界におけるX線診断を四半世紀以上にわたって支えてきた。IPの極めて有用な特性は,その応用範囲を非破壊検査や科学研究分野に広げた。IPはX線フィルムを駆逐したが,医療の分野では今やフラットパネル検出器が多用されている。技術の進展が主役の交代を促した。しかし,IPは科学研究分野ではなお重用されている。

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© 2021 公益社団法人日本アイソトープ協会
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